新型コロナの“いま” についての10の知識

新型コロナの“いま” についての10の知識

厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症に関する現在の状況とこれまでに得られた科学的知見について、新たに10の知識としてまとめています。
一人ひとりが最新の知識を身につけ、正しく対策を行っていきましょう。

(厚生労働省ホームページ 2020年11月27日掲載分より)

1.国内の感染者

日本では、これまでに約162,298人(2020年12月8日0時時点)が新型コロナウイルス感染症と診断されています。最新の情報は、国内の発生状況のページから確認できます。
※感染していても症状が現れず医療機関を受診しない人などがいるため、必ずしも感染した人すべてを表す人数ではありません。

国内の発生状況など

2.重症化・致死率

重症化する人の割合や死亡する人の割合は、高齢者が高く、若者は低い傾向です。6月以降に診断された人の中では、重症化する人の割合は約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)、死亡する人の割合は約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)となっています。

3.重症化しやすいのは

高齢者と基礎疾患のある人は、重症化しやすい傾向にあります。リスクとなる基礎疾患には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満など。また、妊婦や喫煙歴なども、重症化しやすいかは明らかでないものの注意が必要とされています。

4.海外との比較

日本の人口当たりの感染者数、死者数は全世界の平均や主要国と比べて低い水準で推移していますが、11月中旬以降は増加傾向にあります。

5.他の人に感染させる可能性がある期間

発症の2日前から発症後7~10日間程度とされています。この期間のうち、発症の直前・直後で特にウイルス排出量が高くなると考えられています。

6.他の人に感染させてしまう割合

新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他の人に感染させていないと考えられています。

7.感染拡大防止のための注意

主に飛沫感染や接触感染によって感染するため、3密(密閉・密集・密接)の環境で感染リスクが高まります。このほか、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わりといった場面でも感染が起きやすく、注意が必要です。

8.診断のための検査

症状に応じ、いずれかの検査手法を用いて行われます。

PCR検査・抗原検査

PCR検査・・・採取した検体に、新型コロナウイルスの遺伝子配列のRNAが存在しているのかどうかを検出する検査です。

抗原検査・・・採取した検体より、新型コロナウイルスに対する抗体を用いて抗原を見つける検査(抗原検査には、定量検査と定性検査があります)

PCR検査と抗原検査は、いずれも現在感染しているかどうかの判断材料となる検査です。
鼻咽頭ぬぐい液※だけでなく、症状発症から9日以内の人、無症状の人は唾液でのPCR検査が可能となりました。(※インフルエンザの時に鼻の奥を綿棒でぐりぐりするあの検査)
偽陽性・偽陰性の可能性もあるため、一度の検査結果がすべてではなく再検査や医師の判断が必要になる場合があります。

抗体検査

抗体検査・・・血液を採取し、過去にウイルスに感染した人の体内で作られた抗体を検出します。
過去の感染の有無を調べる検査で、現在感染しているかどうかを調べる目的に使うことはできません。

9.感染した場合の治療方法

軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行います。呼吸不全を伴う場合には、酸素投与やステロイド薬(炎症を抑える薬)・抗ウイルス薬の投与を行い、改善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行うことがあります。

10.ワクチンの現状

ワクチンの開発状況について

現在、新早期の実用化を目指し、国内・海外で多数の研究開発が精力的に行われています。通常より早いペースで開発が進められており、既に、臨床試験が進められています。

ワクチンの有効性について

一般的に、ワクチンには感染症の発症や重症化を予防する効果があります。新型コロナウイルス感染症のワクチンは開発中の段階であり、有効性や安全性に関する臨床試験の結果の詳細については、今後、更なる情報が明らかになるのを待つ必要があります。

ワクチンの安全性について

一般的にワクチン接種には、副反応による健康被害が極めて稀ではあるものの、不可避的に発生します。現在、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンの副反応については臨床試験等でどのようなものが起こりうるか確認されているところです。日本への供給を計画している海外のワクチンでは、ワクチン接種後に、ワクチン接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛等の有害事象がみられたことが報告されています。

※イギリスでは、12/8より新型コロナウィルスワクチンの接種が始まっています。


最新の情報や詳細は、厚生労働省ホームページ内の特設ページに掲載されています。

新型コロナウイルス感染症について
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